-
太陽光架台解説(上)
2021.07.07
太陽光架台とは、太陽光モジュールまたは太陽光パネルを取り付けるための支持物です。近年、架台倒壊などのトラブルが増えてきていますが、太陽光発電を設置してしまったら、太陽光発電所の見直しや再施工は非常に困難になり、初期費用よりも高い修理費用がかかります。 施工前にしっかりした架台を選択し丁寧な施工をしてもらうことは、運用のトラブルを回避するために重要です。架台選別ときに、価格だけではなく、発電効率、耐久性、安全性にも考慮しなければなりません。一般的に、選択できる架台は下表とおりです。 種類 スチール架台 アルミ架台 単管パイプ架台 特徴 ①錆びやすい、メッキ処理により防錆性能を向上 ②他の材質に比べ値段が安い ③強度は強いが、重いため現場加工が難しい ④撤去の際、別途処分費用が必要 ①錆びにくい ②安価 ③強度がやや弱いが、成型の形により強度を向上。 ④軽い、施工性が良い ⑤撤去する場合、撤去...
もっと見る
-
追尾式架台を徹底解説!(下) | 安泰ソーラー
2021.09.17
最近、Solar Power Europeは、「2021-2025年度太陽光発電世界市場展望」の最新バージョンを公表しました。世界の太陽光発電設備の総容量は、2021年から2025年の間に1.8TWに成長する見込みです。 太陽光発電所の継続的な導入拡大に伴い、技術開発は発電効率の向上と発電コスト(LCOE)の削減にこだわる傾向が強くなっています。追尾式を採用したの場合は、通常の固定式架台と比べて発電所の発電効率を10%〜25%向上させるため、メガソーラーで追尾式架台の採用例は徐々に伸びています。関連データの予測によると、追尾式の採用割合は2025年に25%以上拡大していくと見込みです。 安泰ソーラーは、2019年から追尾式架台の開発を始め、架台システムの技術革新に継続的に進んでいきます。現在、追尾式架台は「Ant」と「Tai」2つのシリーズあり、世界中の発電所プロジェクトにすでに採用されて...
もっと見る
-
太陽光発電収益で営農を支える | 安泰ソーラー
2022.02.18
ソーラーシェアリングは、営農型太陽光発電ともいわれ、その名の通り、農地の上部に太陽光パネルを設置し、農業と太陽光発電事業を両立することです。1つの土地で2つの事業を同時に行ることから、近年は農業の新しいあり方として注目を集めています。事実、ソーラーシェアリングを設置するための農地転用許可件数は増加傾向にあり、徐々に支持を集めている様子が見て取れます。 令和2年11月30日時点、農林水産省から公表されている令和2年の荒廃農地面積については、全国で約28.2万haとなりました。このうち、「再生利用が可能な荒廃農地」は約9.0万ha(農用地区域では約5.5万ha)となりましたので、太陽光発電を行うには巨大な活用できる土地を提供します。 ソーラーシェアリング架台の設計には、特にパネルが重なり隙間がないため、農地のほとんどの部分で常に陰が生じていること、高さの制限で農機をうまく稼働できないこと、基礎...
もっと見る